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北海道 仙北谷 彩
北海道 大澤祐二
北海道 加葉田祥子

1.ぷーっとふくらむ「カルメ焼き」

カルメ焼きは、お祭りなどで時々見られるお菓子です。煮詰めたさとう液に白いこなを先につけた棒を入れて かきまぜるとぷーっとふくらんできます。その時の白いこながじゅうそう(炭酸水素ナトリウム)です。



(1) かきまぜ棒をつくっておく。温度計を割りばしにはさんで、温度計の球部を少しだけへこませて、輪ゴムで固定する。
(2) たねをつくっておく。卵の白身を少量取り、じゅうそう(炭酸水素ナトリウム)を加えてはかき混ぜ、ソフトクリームくらいの固さにする。 その後、さとう少量入れる。
(3) おたまに三温糖またはグラニュー糖を半分くらい入れ、水をその半分ほど(さとうがひたひたになる位)加えて火にかける。 ときどき、温度計つきかきまぜ棒でかき混ぜる。
(4) 105℃をこえたあたりから、火を弱火にし、温度上昇をゆっくりする。
(5) 125℃になったら、すぐに火からおろし、おたまの底をぬれぶきんにつけて数秒おく。
(6) (2)でつくった。たね(じゅうそう+砂糖+卵白)をあずきぶくらい取ってなべに加え、割りばしでよくかき混ぜる、なべの底に 割りばしを強く押しつけるように、全体をはげしく20回ほどかきまぜる。
(7) ふくらみ固まったら、お玉を火にかけて、カルメ焼きとおたまのくっついている部分を溶かし、紙の上にポンとあけて出来上がり。

2.これが北海道の味!「バター」

バターは牛乳からできているのは知っていますよね。それでは、バターづくりに挑戦してみましょう。
(1) ペットボトルに乳脂肪分40%以上の生クリームを、約3分の1ほど入れる。
(2) 味をつけるために塩を少々加える。(好みによって)
(3) 氷を2〜3個入れて、しっかりふたをする。
(4) ふたをしたら、クリームをペットボトルの底にたたきつけるように、ふりはじめる。 (約30分はふり続ける。)
(5) しばらくふっていると、クリームがどろどろになってはりつくようになる。ペットボトルの壁にかたまりがつき、 ふりやすくなってくると黄色いバターの出来上がり。



3.ふっくらおいしい「電気パン」

電気パンもカルメ焼きと同様に、じゅうそう(炭酸水素ナトリウム)の分解によって生じた二酸化炭素を利用してふくらませます。 カルメ焼きはコンロの火で温めましたが、電気パンは電気の熱によって温めます。

(1) 販のホットケーキミックス60gに45mlの水を入れてかき混ぜる。
(2) 牛乳パックの上を切り取り、2枚のステンレス板を差し込む。
(3) (1)で作ったものを牛乳パックの半分くらいまで入れる。
(4) ステンレス板に電灯線コードをつなぎ、コンセントに差し込む。少しづつふくらんできて、約10分くらいで焼きあがります。

4.ひんやりおいしい「アイスクリーム」

空気の約80%を占めている気体を「窒素(ちっそ)」と言います。 窒素はふつうの状態では気体で存在しますが、-196℃まで冷やすと液体になります。この液体窒素を使って冷たいアイスクリームを作りましょう。
(1) 生クリーム(400cc)、牛乳(400cc)、卵黄(2個)、さとう(大さじ10はい)、バニラエッセンスをボールに入れてよくまぜる。
(2) スプーンでかきまぜながら、ボールに液体窒素を注げばできあがり。