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福岡県 平田敬介


化石のでき方!

化石のでき方をスクリーンで学びます。そういえば映画「ジュラシックパーク」も琥珀(こはく)の化石の中にあった「恐竜(きょうりゅう)の血を吸った蚊(か)」の化石がでてきましたね。

化石の標本を作ろう!1

化石の標本(ひょうほん)づくりをします。ここでは大昔の生き物、アンモナイトという貝に似た生き物の化石を石膏(せっこう)で作ります。
作り方
(1) 化石の上に粘土(ねんど)を強く押しつけて、型(かた)を取ります。
(2) ひっくり返して、石膏(せっこう)を流し込めるように、型を整えます。
(3) 石膏(せっこう)の準備(じゅんび)をしましょう。
ビーカーに水100ccを入れ、石膏(せっこう)を薬さじでていねいにぱらぱらと入れていきます。ビーカーの中の石膏(せっこう)が水面近くなったら、入れるのをやめ、ガラス棒(ぼう)でゆっくりかきまぜます。空気が入らないように気をつけましょう。石膏(せっこう)が固(かた)まらないように、作業(さぎょう)はすこし早くするように心がけてね。
※注意
石膏(せっこう)の粉(こな)をすいこまないようにしましょう。また、石膏(せっこう)は固(かた)まる時に、熱(ねつ)を出しますから、取り扱(あつか)いに注意してね。
(4) 粘土(ねんど)の型(かた)に石膏(せっこう)をていねいに流しこみます。空気が入らないように気をつけてね。

ここで石膏(せっこう)が固(かた)まるのに約30分。その間に、本物の化石発掘(はっくつ)をしましょう。

化石の発掘(はっくつ)をしよう!

岩石から化石を取り出しましょう。今から30〜40万年前の、湖(みずうみ)にできた地層(ちそう)の岩石の中に化石が眠(ねむ)っています。ただし、見つからないことも、たまにあります。見つからないときは、担当(たんとう)の先生に連絡(れんらく)してね。植物の化石のほかに、まれに昆虫(こんちゅう)や魚の化石も見つかることがあります。
何か見つけたら、根気よく少しずつ取り出していきましょう。
また、岩石には細かい縞模様(しまもよう)が見えます。どうしてこんな模様(もよう)ができたのでしょう?
発掘(はっくつ)の仕方(しかた)
(1) 化石の原石(げんせき)をじっと見ましょう。岩石には細かい縞模様(しまもよう)が見えます。その色が変わっている部分に釘(くぎ)を置いて、金づちで釘(くぎ)少しずつたたいてみましょう。
※注意
金づちを大きくふり回さず、慎重(しんちょう)に化石発掘(かせきはっくつ)をすること。まわりの人との接触(せっしょく)に気をつけること。
また、安全のために釘(くぎ)を持つ方の手には軍手(ぐんて)をつけること。金づちを持つ方の手は軍手(ぐんて)をつけると逆(ぎゃく)にすべるので、金づちは素手(すで)でもつこと。
終了後(しゅうりょうご)は、必ず釘(くぎ)も金づちも返却(へんきゃく)すること。石の粉(こな)が飛び散ることがあるので、慎重(しんちょう)に発掘(はっくつ)すること
(2) 何か見えてきたら、ていねいに観察(かんさつ)しよう。
(3) 何か見つかったら、担当(たんとう)の先生に見せよう。実物投影機(じつぶつとうえいき)で大きくしてみんなに見せよう。(化石は持って帰れます)

化石の標本を作ろう!2

さあ化石の標本(ひょうほん)はどうなったかな?
作り方2
(1) 石膏(せっこう)が固(かた)まっていることをたしかめます。
(2) ていねいに粘土(ねんど)を取っていきます。
(3) 石膏(せっこう)が化石の形になっていたら大成功(だいせいこう)。あとは絵の具で色をぬりましょう。 ※注意
粘土(ねんど)は希望する人にはさしあげます。