急告!気体検知管の使用上の注意について

【経緯とお願い】

この度、6年生「燃焼のしくみ」の単元で、ろうそくが燃えた後の気体を調べる実験において、誤って、気体検知管内に集気びんの底部にある水を吸い上げ、更に、その水を飛び散らせた事故が発生しました。(北川式)
機器の取扱い・実験指導上で再度ご注意をお願い申し上げます。

【使用上の注意】

  • 気体検知管は気体専用です。
  • 検知管の先端部は、「びん底の水につけない」ように注意させてください。
  • 水を吸い上げた検知管は測定(使用)できません。「使用済み」として廃棄処理してください。

【検知管内部に入った水について】

気体検知管には2社の製品があり、それぞれで検知管内部の試薬品が異なり、水に溶けた液も性状が異なります。詳細については以下の各社ホームページをご参照ください。

  • ガステック製(販売:内田洋行、ケニス、島津理化、ヤガミ)の場合、酸素検知管は酸性、二酸化炭素検知管は弱アルカリ性の液体です。
  • 光明理化学工業製:北川式(販売:ナリカ)の場合、酸素検知管、二酸化炭素検知管とも強アルカリ性の液体です。

※(株)ガステックのホームページ:www.gastec.co.jp
※光明理化学工業(株)のホームページ:www.komyokk.co.jp
※(株)ナ リ カ  のホームページ:www.narika.jp

【応急処置】

検知管内部に入った液体が、外部に飛び出た場合、

  • 机、床などの場合:雑巾で拭き取り、その雑巾を多量の水や石鹸水で洗い流してください。
  • 皮膚についた場合:直ちに接触部を多量の流水で洗い、更に石鹸水で洗い流してください。
  • 目に入った場合 :こすらず、直ちに多量の流水で15分間以上洗い流し、医師の診断を受けてください。
  • のみ込んだ場合 :直ちに多量の水で口をすすぎ、医師の診断を受けてください。

※医師の診断を受ける場合、製品安全データーシート(MSDS)を上記記載のホームページからプリントアウトしてお渡しください。

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